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JR8BLTサイト

アマチュア無線のHPです。
カムバック・移動応援サイトです。

アマチュア無線局HF・6・2m・430M
固定も,モービルホイップで微弱ながら運用中
最近はデジタルモードに、はまってます!!

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移動のすすめ

JR8BLT流の移動経験からの、簡単なアドバイス等。

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アースについて

当局の「モービルホイップ」一番大事なのは「アース」です。その特集。

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JR8BLTのひとりごと

JR8BLTが勝手に思うこと。などなど・プロフィールの続きかな?

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再開第1号QSL

2005年に再開局したときのQSL。大好きな豊頃町(01051B)ハルニレの木。

アマチュア無線って、どんな資格?電波は、どこまで飛ぶの?? 試験は???
アマチュア無線の無線の電波は、いろんな周波数、形式、電力が各免許のクラスごと法律で規定されております。

表1 アマチュア無線の資格と内容(国家資格)
資格名(クラス) 運用の出来る範囲
第1級アマチュア無線技士 全ての周波数、形式、最大電力も制限無し(実際は1Kw)
第2級アマチュア無線技士 全ての周波数、形式、最大電力は200W
第3級アマチュア無線技士 周波数は7MHz以下18MHz以上、全ての形式、最大電力50W
第4級アマチュア無線技士 周波数は7MHz以下21MHz以上、モールス信号を操作する以外の形式、最大電力20W (HF帯は10W)
移動するアマチュア無線局は、資格にかかわらず最大電力は50Wしか免許になりません。 
(4級は20W・HF10W)

国家試験内容は勿論上級になるほど難しくなっております。

アマチュア無線をするには、本人の資格の免許と、アマチュア無線局の免許状(局免)が必要です。
(車のたとえでは、運転免許と車検にあたりますが、免許状は資格と所有無線機器が無いと局免はおりません。もちろん局免の内容は、
自分の資格内で、かつ所有無線機器の内容となります) 資格がないものには、局免は一切おりず。たとえ自分より、上級資格用の無線機を持っても
局免は免許になりません。

免許(ライセンス)は終身免許です。 (免許状「局免」は5年ごと、再免許申請する)

周波数電力は、放送局地方局並の電力に値します。 アマチュア無線って結構すごいんです。
(基幹局等のAM放送の500KW には、およびませんが・・・)


表2 電波の特徴(周波数帯別)
周波数 分類 波長 特徴
135k帯 中波帯 MF 2200m CWと狭帯域データのみ。昼はD層で反射されず吸収されるので、近距離と思われる。波長が2200mもあるので、アンテナもかなり大型。最近許可のバンドなので、いろんな意味で未知のバンドです。市販の機器はほとんどなし。
1.8M帯 中波帯 MF 160m CWと狭帯域データのみ。昼はD層で反射されず吸収されるので、近距離波長が160mもあるので、アンテナも大型。夜はかなり遠くまで(全世界)、届きます(E層反射)。
3.5M 3.8M 7M  10M 14M 18M 21M 24M 28M 短波帯 HF 80m〜10m 遠距離(国際通信)通信のメインバンド帯(F層反射・Es層反射)夏は高い周波数・冬は低い周波数。 昼は高い周波数・夜は低い周波数を主に使用。 日本全土から全世界まで10Wでも。デジタル通信・画像通信も盛んです。
10M14M帯は2アマ以上の資格が必要。国際通信がいつも聞こえる。18Mは3アマ以上の資格必要。28MはHFでFMが許可されているバンド。
50M 145M 超短波 VHF 6m 2m 直接波がメイン。EsでHFなみに遠距離も可能で、思いもよらない通信が楽しめる。特に50Mはマジックバンドと呼ばれるほど、Es通信が盛んである。コンデションが良ければDXもCW等で行われています。波長も6mと小型なので、ビームアンテナも手頃である。144Mは2mなので八木を2つ並べて(スタック)の高利得アンテナも可能。
最近は、インターネットに接続して、データ通信・デジタル通信も盛んになりつつある。 ハンディ機で海外の局とも通信可能。(インターネット経由にて)FMが主流。
430M 1.2G 2.4G 極超短波UHF 70p〜12p 主に直接波、反射、ラジオダクト、山岳回折で遠距離も。
月面反射通信(EME)でDXも可能。(1・2アマの資格は必要)衛星通信、デジタル通信、アマチュアTVも楽しめる。
FMがもちろん主流です。430Mは市販機は多数あり。
5.6G 以上 センチ波 SHF 5p以下 まだ、未知のバンド。使用しているのは、少数派。

用語解説

M・G:
1MHz=1000KHz 1GHz=1000MHz

波長:
電波の周波数で決まる固有の長さ、一般的にアンテナはこの波長の1/4以上は必要。波長(m)=300/周波数(M)

DX:
遠距離・主に海外通信のこと。

CW:
モールス通信のこと。

D層・E層・F層:
上空約70Km・100Km・250〜400Kmにある電波を反射・吸収する電離層。
主にHF以下の周波数を反射する。それ以上は原則突き抜ける。入射角が低い方が、より高い周波数で反射します
この反射を繰り返して全世界に伝わります。しかし反射の際エネルギーを吸収するので電力が、弱いとスグ消滅いたします。
反射する最高周波数は、そのときの条件等でかなり変化します。
D層は夜間は消滅。夜間はMFはE層反射で、AMラジオが夜遠くの局が聞こえるわけです。
Es層:
主に夏至の辺りに発生する。E層の中にできる特別な層。時にはVHFも反射する。
発生は不定期で、突然発生・消滅する。日中の発生が多い。外国TVが夏、混信
するのも、遠くのFMが聞こえるのも、こいつのしわざ。入感時は結構強く入感する。

ラジオダクト:
大気の屈折率が気象などの要因で逆転し(上空に暖かい空気が入ったりして)上空10Kmくらいの
所で、電波を反射する現象。(長続きはしない)

反射:
電波は建物、山岳でも反射します

山岳回折:
電波の経路上に山岳があったとき、見通しが効かないのに電波が届く事があります。
(いつもではなく、気象条件による)これを山岳回折といいます。札幌と帯広は日高山脈の山岳回折。

直接波:
電波が見通せる距離をアンテナ同士で受ける電波。 標高の高い山は見通し距離が長くなりますので、
VHF以上の電波はより遠くに届きます。

表3 アマチュア無線で、使用する主な電波の形式(種類)
形式(名称) 表示 特徴等
SSB J3E 主に短波(HF)で使用の形式電波の幅が3KHzと狭く、HFの狭い帯域を有効に利用できる。混信にも比較的強く。チューイングに多少難しい。電波が弱くても何とか受信はできるので、遠距離通信に向いている。7M以下はLSB。それ以上はUSBを使用する。 LSB・USB=SSBの中の種類    (音声)
CW A1A 電波通信の元祖!モールス通信の形式。 電波の幅も500Hzと狭くまた、電波の断続のみの通信方法なので、電波が弱くても情報が伝わり特に超遠距離向き。情報量も少なく低速ですが、ある意味デジタル通信の元祖とも言えよう。符号を覚えたり、かなりの訓練が必要だが、DXには、最高の形式。現在は、ほとんどアマチュアのみの使用。無線界の絶滅危惧種。当局もチャレンジ中(CW)
AM A3E 電話の元祖! SSBの倍の幅を使用する。(6KHz) 混信にも弱いので、また電力効率もSSBより劣るので今はSSBに主役の座を奪われた。50Mは、まだ現役。比較的受・送信機の構造も簡単なのが特徴。ラジオのAMはこの形式 (音声)
FM F3E AM・FMより電波の幅が広く(16KHz)とても音質が良く、聞きやすい。主にVHF以上の周波数帯で使用する。(HFでは28Mのみ)混信に弱く、弱肉強食で混信では強い者が、弱い者を消してしまう特徴あり。また、電波が弱くなると全く受信出来なくなる特徴もあります。近距離向き。ラジオのFMとTVの音声の一部はこの形式 (音声)
主な、形式のみ掲載しています。 他に、RTTY(ラジオテレタイプ) SSTV(低速走査TV) 
ATV(アマチュアTV) パケット通信 デジタル通信(JT65A等)などもあります。

表4 アマチュア無線の資格の取り方
資格の種類 取り方
1アマ・2アマ 国家試験のみになります。 かなり上級のプロの資格でもそのまま可。
現在はCW実技試験は廃止。聞き取り試験も廃止なので、前よりは取得しやすくなりました。(2012.1〜)筆記試験のみ。CWの基礎知識は法規の試験で問われます。無線工学と法規の試験のみ。無線工学はかなり難しく、最低高校以上の数学・物理の学力は必要と思われます。
3アマ 国家試験。1・2アマと同じくCWの基礎知識は法規で。法規・無線工学の試験。レベルはかなりやさしく4アマよりちょっと難しい程度。4アマの資格を持ったものが受けれる養成講習会で取れます。4アマのステップアップには最適。
4アマ 国家試験と養成講習会で取得可能。一番簡単な資格。小学生でも合格可能。無線工学と法規のみレベルは中学程度。(一番簡単な資格)一部のプロ資格も可。

国家試験の必勝方(JR8BLT式) 御参考程度に!
基本的に問題集を丸暗記すること。2アマまでは、かなり通用します。すべての資格、過去の問題からの出題が70%以上あります。
これで合格点(6割以上)まで達することができます。3アマ以下は過去の問題そのままの出題が多く上級の資格ほど、
過去の問題の変形が多くなりますが、できたら、その問題の解き方も覚えた方が上級資格の早道です。
教本の全部はきついので問題集の問題のみ勉強した方が、効率はいいと思います。
教本は解き方がわからない時参考書として使用がベストと思います。 特に3・4アマは合格のみ考えたいなら、過去問を「丸暗記」
これがベストです。(だから小学生も合格できるんです) 法規はしっかりとおぼえてね。 
しらないと運用もできませんから。 丸暗記でも結構覚えられます。
資格とりたい方、まず自分の受けたい最新の問題集の購入をお勧めします。
万一、不合格でも。ある程度解けていて(おしい不合格の時)金銭的問題なければ、続けて受験した方がよいです。
時間がすぎると結構忘れるので効率が悪くなります。試験慣れも大事です。試験に縁遠くなると緊張で実力を発揮できなくなります。
試験慣れしている学生にはかないません。

** 補足**
かなり上級のプロ資格: 第1・2級総合通信士など
一部のプロ資格: 第1・2級陸上無線技術士、第1・2・4級海上無線通信士など
養成講習会は必ず、「修了試験」があります。これに合格しないと、勿論資格は取れません。